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第二言語習得論の第一人者

白井恭弘が語るSPTRの学習法SPECIAL INTERVIEW

第二言語習得論の第一人者
ケース・ウェスタン・リザーブ大学認知科学科教授
スパトレ社 社外取締役

白井 恭弘

上智大学外国語学部英語学科卒業。浦和市立高校教諭(在職中に早稲田大学専攻科英語英文学専攻修了)を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院にて修士課程(英語教授法専攻)、博士課程(応用言語学専攻)修了、Ph.D.(応用言語学)。大東文化大学外国語学部英語学科助教授、カーネギーメロン大学現代語学科客員准教授、コーネル大学現代語学科助教授、同アジア研究学科准教授(tenured) 、香港中文大学日本研究学科客員教授・教授、ピッツバーグ大学教授・言語学科長などを経て、現職。言語科学会(JSLS)第3代会長。現在は学術誌First Languageの共同編集者、International Review of Applied Linguistics in Language Teaching, Journal of Cognitive Scienceなどの編集委員。著書に『外語習に成功する人、しない人』国 学(岩波科学ライブラリー, 2004)、『外国語学習の科学』(岩波新書, 2008)、The acquisition of lexical and grammatical aspect (Mouton de Gruyter, 2000, 共著)、Handbook of East Asian psycholinguistics: Japanese (Cambridge University Press, 2006, 共編著)、Connectionism and second language acquisition(Routledge,2019)など多数。

使える英語を身につけるために何が必要ですか?

これまでの第二言語習得理論の知見によれば、「大量のインプットと少量のアウトプット」が学習の基本になるが、ほとんどの日本人学習者はこの両方が決定的に不足している。

インプットというのは、単語を覚えたり、文法を学習することではなく、英語を聞いて(もしくは読んで)内容を理解することであり、またアウトプットは自分の言いたいことを英語で言う(もしくは書く)ことであり、音読はアウトプットではない。

この原則をおさえて学習することが、「使える英語」を身につける唯一の方法で、単語の暗記や文法学習のみをやっている人は、「使えない英語」を身につけることになる。

膨大な知識をつめこんでも、コミュニケーションの場で使えないのでは、意味がない。
使える英語の鍵として、スピードの問題がある。つまり「どんどん流れてくる単語の群れを即座に意味と結び付けて理解すること」(Listening)、「自分の言いたいことをすぐに英語の表現として組み合わせて話すこと」(Speaking)が英語を話せるために必要な能力なのだが、これを身につけるには、上述の大量のインプット理解と少量(適量)のアウトプットが必要になる。

具体的にはどのような学習を行えばよいですか?

大量のインプット理解と少量(適量)のアウトプットを効率よくする上で、具体的にどのような学習をすればよいだろうか。

  • 大量のリスニングとリーディング。この際、リーディングは訳読ではなく、直読直解ができるようにする。
  • 学習を継続できるように、動機付けのテクニックを使う。
  • そのためには、自分の興味分野に近く、また難しすぎない自分のレべルにあった学習教材を選ぶ。徐々に教材のレベルを上げていき、限られた分野についてなら、かなりのレベルでインプット・アウトプットができるまで持っていく。あとは、分野を広げていけばよい。
  • 例文暗記(特に対話形式)も、インプット・アウトプットのために必要な言語の知識ベースを手早く作るためには有効。
  • 意味を理解することを意識した音読(シャドーイング含む)などの擬似アウトプット練習も有効。
  • インプット理解だけでは、学習効率が上がらないので、アウトプットを組み合わせる。例えば、インプットのあとで、内容についてサマリーをしたり、コメントしたりする。
  • アウトプットした後は、かならず、同じ内容でもう一度インプットをすることにより、アウトプットすることにより気づいた自分の英語力のギャップを埋める。
  • 聞き取りの時のスピードに対応できるように、音声変化の法則を学び、聞き取り・発音練習をする。
  • ライティングは添削と弱点の吟味で強化。ただし、基本はインプット(特にリーディング)による英語力の増強による。

スパトレのここがオススメ

  • これまでのスクールがアウトプットに主眼がおかれていたのに対しインプットを中心として学習が設計されていること。
  • 具体的に何をやったらよいか、自分にあった学習方法を提案してもらえること。
  • 独学だけでは難しい動機付けや発音のチェック、要約や言い換え、ライティングの添削や会話を安価でできること。
  • 学習者からデータをとって、どのような学習方法がより効果的かを検証し、それに基いた学習プログラムを提供していること。

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